露天風呂のソースを表示

'''露天風呂'''（ろてんぶろ）は、野外や屋外に設置された[[屋根]]や囲いを設けない[[風呂]]である。'''野風呂'''（のぶろ）、'''野天風呂'''（のてんぶろ）とも呼ばれる<ref group="注">野天風呂（野風呂）といった場合、[[野湯]]のように自然に湧き出たそのままの状態ではないが、露天風呂程には壁や屋根などが整備されていない状態を指す場合もある。</ref>。

== 概要 ==
{{独自研究|section=1|date=2013年12月}}
露天風呂は[[温泉]][[入浴]]の原[[風景]]とも言える。[[野湯]]のような状態であった温泉に[[浴槽]]を整備したものが始まりである。

温泉における露天風呂の人気は高い。景色を眺めながら入浴出来ることや、入浴時に開放感を味わえること、また浴室内に[[熱]]がこもるようなことがないためのぼせにくいことなど様々な要因が挙げられる。そのため、多くの[[旅館]]や[[日帰り入浴施設]]では[[内湯]]だけでなく露天風呂も併設している。<!--ただし、2つの湯船を持つことで[[源泉]]の必要量が増す。そのため湯量が十分に確保できない場合は循環風呂として設置したり、片方の浴槽から溢れた湯を残りの浴槽に注ぐことが発生する。--><!--風呂の構造に限らない内容のためコメントアウト（内湯を増設しても同じ問題を生ずるため）。-->

近年は旧来からの温泉に限らず、多くの[[スーパー銭湯]]などにおいても露天風呂が設置されるようになった。[[1980年代]]初めまではローマ風呂や[[ジャングル風呂]]に代表される屋内風呂が主流であったが、1980年代後半の[[バブル景気]]の頃より露天風呂が持て囃され、{{要出典範囲|date=2015年8月15日 (土) 00:16 (UTC)|露天風呂のない温浴施設は商売として成り立たない程である。}}

なお、[[天井]]と三方の[[壁]]に囲まれ屋内とさほど変わりない閉塞感のある状況にもかかわらず「露天風呂」と称している事例もあるが、この場合は「半露天」などと称している事例もある。

== 露天風呂番付 ==
'''露天風呂番付'''（ろてんぶろばんづけ）は、[[温泉番付]]の一種であり、露天風呂が有名な[[温泉地]]を[[番付]]したものである。作成されたのは[[1981年]]で、[[野口冬人]]の手で編集された。露天風呂番付における[[西]]の[[横綱]]は[[湯原温泉]]の「砂湯」、東の横綱は[[水上温泉郷|宝川温泉]]である。湯原温泉には大きな露天風呂番付のモニュメントが掲示されており、温泉地の[[シンボル]]となっている。

== 管理 ==
管理上の問題として、特に源泉温度が高い掛け流し温泉では、湯温が天候状態によって大きく上下するため、より細やかな温度管理が必要となる。

また、常時[[レジオネラ|レジオネラ属菌]]によって汚染される機会にあるため、内湯以上の厳しい衛生管理が必要である。

== その他 ==
* [[福島県]][[いわき市]]の[[スパリゾートハワイアンズ]]内にある[[いわき湯本温泉]]｢江戸情話 与市｣は、面積約1000㎡で江戸情緒のある世界一広い露天風呂として[[ギネスブック]]に登録されている。
* [[アイスランド]]には広さ5,000m<sup>2</sup>（うち一般の入浴が可能な範囲は約2,400m<sup>2</sup>）の露天風呂「[[ブルーラグーン]]」がある。
* [[6月26日]]は露天風呂の日（「ろ（6）てん（・）ぶ（2）ろ（6）」という[[語呂合わせ]]）。[[1987年]]6月26日に[[岡山県]]の[[湯原温泉]]が制定湯原温泉の若者達のアイデアによる「町づくり事業」として、[[1987年]]に始められた。。

== 脚注 ==  
{{脚注ヘルプ}}  

=== 注釈 ===
<references group="注"/>

{{DEFAULTSORT:ろてんふろ}}
[[Category:温泉]]
[[Category:入浴]]