東北対済美 9回裏4点差逆転サヨナラ勝ちのソースを表示

'''東北対済美 9回裏4点差逆転サヨナラ勝ち'''（とうほくたいさいび 9かいうら4てんさぎゃくてんサヨナラがち）とは、{{By|2004年}}[[4月2日]]に[[阪神甲子園球場]]で行われた[[第76回選抜高等学校野球大会]]準々決勝2日目第1試合、[[宮城県|宮城]]・[[東北高等学校|東北高校]]対[[愛媛県|愛媛]]・[[済美高等学校 (愛媛県)|済美高校]]の試合である。

== 概要 ==
東北高校は3年生投手・[[ダルビッシュ有]]が1回戦の[[熊本県立熊本工業高等学校|熊本工業]]戦で[[ノーヒットノーラン|無安打無得点試合]]を記録、続く2回戦ではダルビッシュ-真壁賢守のリレーで強豪・[[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭]]を破るなど、優勝候補の呼び声が高かった。一方、[[上甲正典]]指揮の下で創部3年目で初出場を果たした済美高校は、2年生投手・[[福井優也]]や[[鵜久森淳志]]を中心に守り抜く野球で勝ち抜き、初出場ながら準々決勝に進出した。

なお、東北はダルビッシュの肩の状態を考慮して真壁が先発に、対する済美は福井が先発した。

== 試合内容 ==
1回表に東北は3番の大沼の3ラン本塁打が出て先制、2回にも1点を追加し4対0とする。済美は3回裏に4番の鵜久森が2ラン本塁打が出るが、東北は6回と8回に済美の守備の乱れから1点ずつ追加し、6対2とした。

9回裏の済美は、先頭の6番の野間が右前安打で出塁し、7番の田坂は右越三塁打で3点差とし、8番の新立の内野ゴロで2点差とし、9番の藤村が倒れて2死。1番の甘井が右前安打、2番の小松も出塁し2死、一・二塁。3番の[[高橋勇丞]]が5球目をレフトへの3ラン本塁打で、済美がサヨナラ勝利。史上初の9回裏に4点差からの逆転勝利となった<ref>『シリーズにっぽんの高校野球 vol.6 四国編』（[[ベースボール・マガジン社]]） 74頁。ISBN 978-4-583-61544-8</ref>。

=== スコア ===
{{Linescore
|Road=東北
|RoadAbr=（東）
|Home=済美
|HomeAbr=（済）
|R1=3|R2=1|R3=0|R4=0|R5=0|R6=1|R7=0|R8=1|R9=0|RR=6|RH=8|RE=1
|H1=0|H2=0|H3=2|H4=0|H5=0|H6=0|H7=0|H8=0|H9=5x|HR=7|HH=9|HE=1
|RSP=真壁 - 森
|HSP=福井、藤村 - 西田
|PU=濱田
|BU=生越、日野、小谷
|Note2=試合時間：2時間9分
}}

=== 出場選手 ===
{{野球打順一覧
|チームa=東北
|打順a1=1|守備a1=[右]|選手a1=家弓和真（3年）
|打順a2=2|守備a2=[遊]|選手a2=[[加藤政義]]（2年）
|打順a3=3|守備a3=[中]|選手a3=大沼尚平（3年）
|打順a4=4|守備a4=[三]|選手a4=横田崇幸（3年）
|打順a5=5|守備a5=[左]|選手a5=[[ダルビッシュ有]]（3年）
|打順a6=6|守備a6=[投]|選手a6=真壁賢守（3年）
|打順a7=7|守備a7=[二]|選手a7=槇亮輔（3年）
|打順a8=8|守備a8=[捕]|選手a8=森和樹（3年）
|打順a9=9|守備a9=[一]|選手a9=伊藤篤（3年）
|チームb=済美
|打順b1=1|守備b1=[右]|選手b1=甘井謙吾（3年）
|打順b2=2|守備b2=[一]|選手b2=小松紘之（3年）
|打順b3=3|守備b3=[中]|選手b3=[[高橋勇丞]]（3年）
|打順b4=4|守備b4=[左]|選手b4=[[鵜久森淳志]]（3年）
|打順b5=5|守備b5=[捕]|選手b5=西田佳弘（2年）
|打順b6=6|守備b6=[二]|選手b6=野間源生（3年）
|打順b7=7|守備b7=[三]|選手b7=田坂僚馬（3年）
|打順b8=8|守備b8=[遊]|選手b8=新立和也（3年）
|打順b9=9|守備b9=[投]|選手b9=[[福井優也]]（2年）
|打順b10=|守備b10=投|選手b10=藤村昌弘（2年）
}}

== 参考資料 ==
{{参照方法|date=2013年8月|section=1}}
*2004年4月3日朝日新聞朝刊

== 脚注 ==
{{Reflist}}

{{DEFAULTSORT:とうほくたいさいひきゆうかいうらよんてんさきやくてんさよならかち}}
[[Category:2004年の野球]]
[[Category:選抜高等学校野球大会の試合]]
{{ウィキペディア削除}}